直江兼続の漢詩です。

スポンサーリンク
戦国武将の名言

直江兼続は戦国時代の軍師として有名な真田昌幸、黒田官兵衛、島左近、本田正信などと比較され、家康をも脅かした知将です。文人としても一流の教養を身につけていました。そんな直江兼続の漢詩です。

春雁我に似たり 我雁に似たり洛陽城裏花に背いて帰る

雁は春を待たずに北に飛び去って行くが、私も雁に似て花の咲く華やかな都に背を向けて私のあるべき故郷に帰っていく。
政治的にも文化的にも中心の京の都を離れて忠義のために北陸の上杉家に帰って行く心境を詠んだものです。
大企業や金融機関のビルが立ち並んだ、華やかな都会で働きたい人はたくさんいます。都会の仕事は、密度が濃く、とても刺激になり、やりがいのある仕事が多いと感じます。何をするにも便利で情報や流行に囲まれた環境や、都会で働いたら華やかな生活ができるのではないかというイメージが「都会」を選択する理由のようです。
都会には仕事の多さとスピードがあり仕事が集中しています。人との出会いも多いため、そういう環境で仕事をしていくことが、自分の糧になり将来のキャリアアップにつながります。
ただ都会がいいからという理由で選ぶと、満員電車に揺られるたびに華やかなイメージとは違うなど、業界に失望することもあり、数多くの厳しい現実が待ち受けています。地方から出てきている方は何かを犠牲にしてやってきた人もいるかもしれません。都会で勝負したい気持ちがあり、後から後悔したくない、ということであれば厳しい競争社会の都会で働くことは、なくてはならない経験です。
しかし、そんな都会に背を向け、あえて地方から低コストを武器に事業を興す会社もあります。地方から競争を仕掛けていて、仕事の質も高い会社もあります。都会でなければできない、ということは意外に多くないかもしれません。あえて都会で働くことを考えるより住みやすいと感じる地方の良い会社で働くことも選択の一つです。
その土地ならではのメリットを感じることで、生活を快適なものに変えられることがあります。もしそれぞれの良い点悪い点を理解できていれば、自分に合った生き方、暮らし方を見つける良い機会になるかもしれません。
戦国武将の名言集に戻ります。 

コメント

タイトルとURLをコピーしました