合戦談を聞く場合、たいていな者が大事なことは問わず、枝葉のことばかり聞きたがる。
誰が手柄を立てたとか、誰を討ち取ったとか、そんなことばかりを聞きたがる。
一人武者の手柄話を聞いたとて、何の役に立とう。部隊の駆け引き、戦の変化などを主眼にして聞いてこそ合戦談も役に立つのだ。
実際の現場でも他人の成功体験を聞く機会がたくさんあります。成功の小さい大きいは様々ですが、同じことをやれば自分も成功できるのではと、結果だけを聞いて真似をしても同じような結果はだせません。他人の成功体験を聞くときに、結果よりも思考やプロセスに注目して、なぜそのやり方で達成できたのか理由を考えことを心がける必要があると、半兵衛が説いています。
最初は成功をした人の真似をして、自分にとって役立つか試してみることです。問題がなければ良いですが、最終的には効率よくなるように自分のやり方に変えていきます。
すごい成功を収めている人の話を聞いたりすると、現在の自分と比較してあきらめようと思うかもしれません。成功の大きさが気になり、目的を見失いやすくなります。そうすると、手段が目的となったりして、何をしたいのか、何をするべきなのかが、ぶれてしまいます。真似すること自体が難しくても、自分にも取り入れられる部分はあるはずです。
それでもモチベーションが上がらない場合は、他人の成功よりも失敗から学ぶことが、行動しやすいかもしれません。実際に成功したことよりも失敗したことについて考えることで多くを学べます。あきらめずに自分のビジネスの価値を高めるための作戦を練りましょう。
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