子供の石合戦ごときのような戦で、感状を賜ることになるとは
親憲は川中島の戦い以来の上杉家臣。親憲が大坂冬の陣、鴫野の戦いで鉄砲隊を率いて活躍。その功績により徳川秀忠から感状を賜ったときに言い放った名言です。
「こんな花見同然の戦で感状を貰えるとは大笑いだ」といった話もあります。
武門の家柄である上杉家を誇る気持ちは失いませんでした。『上杉将士書上』によると、「水原常陸介親憲は風流者で、乱舞、連歌をよくし、茶の湯の数寄者でもあり、人の噂にのぼることの多い男であった」と記しています。
そして、いつも勝戦のときは寡黙をまもり、苦戦に陥ったときには、「天下に敵と存ずる者なし、嵐の中の塵芥の如きもの」と大音声で味方の士気を鼓舞してまわったので、謙信から剛の者と讃えられています。傾奇御免で有名な前田利益も認めている個性派の武将でした。
同じぐらいの実績を上げていても、一方は評価され、もう一方はあまり評価されないことがあります。過大評価や、過小評価はいつか分かります。仕事で評価をされたときは、自己評価を基準にして物事を考えましょう。
過大評価された場合は危機意識をもちましょう。スポーツ選手でも過大評価されて、移籍金など高騰することがありますが、実力以上の期待値をもたれているので、さらに努力が必要になります。外見、服装、雰囲気に華がある目立つ人は過大評価されやすい傾向があります。
過小評価された場合は、長い目で考えることです。仕事をきちんとしている人は最終的に評価されます。そして、その実力が評価以上のものであれば、相手に与える印象は良くなります。たとえ評価が思ったよりも低かったとしても、納得できるよう努力あるのみです。それでも評価されない場合は自己アピール度を高めるなど試してみましょう。
自分が行った仕事に評価をしない人もいます。そんな人に「いつか分かってくれる」と尽くすのは時間の無駄です。無理して仕事をしても、その人にとっては、できてあたりまえのような感覚です。評価はされません。仕事の成果は、しっかりもっていかれて使い捨てにされてしまいます。
現場を知らないことや、仕事の大変さが読めない人に多いです。「昔はもっと大変だった」など、よく使う言葉です。仕事では自分を過小評価するな!相手を過大評価するな!です。
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