武田信繁の名言です。其の三

合戦が近くなったら、兵を荒っぽく扱え。兵はその怒りを戦いにつなげて、激しく戦うからである。

兵の心理を知り尽くした信繁の名言です。怒ることも、時にはよい結果をもたらします。相手をなぎたおしていく程の力、やられたらやり返す不屈の心、新しいことを生み出す集中力など、怒りの活力を最大限に有効活用できるようになると、自分を動かす原動力になります。
理不尽な状況や困難な壁にぶつかったときに、通常時では考えられない程の大きな行動力が必要となります。環境に馴染めない自分への怒り、何とかしようとしているのにできない自分への怒り、現状を変えたいのにできない無力な自分への怒りなど、怒りの感情で現状を変えるための力として活用できるかもしれません。怒りの感情は強い自己主張の源になります。
人は逆境の中でこそ成長するといわれます。日頃から目の前のことを難なくこなしているときは怒ることもなく成長する機会も少なくなります。逆境を乗り越える怒りの力を使い成長する。いざ闘う場面で使えるように怒りを効率的に使うことが上手な活用法です。
怒りを表現することでよい方向にむかうこともあるので、どうでもよい小さなことには怒らないようにしたいものです。
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