藤堂高虎の名言です。其の四

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戦国武将の名言
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己の立場を明確にできない者こそ、いざというときに一番頼りにならない。

よくみかける日本人特有の処世術に
周りの様子をみながら態度を変える。
事なかれ主義。
ものごとを明確に言わない。
いつも逃げ道を用意している。
ものごとを中途半端のままにしている。
質問ばかりして相手の動向を探り合う。
自分の立場をはっきりさせない。

自分の立場を明らかにしない守りの仕事術は、最近の時代には合わなくなっています。自分の主義主張を相手に理解してもらっておかなければならないでしょう。
自分の立場を明確にするためには、自分の意見を明確にして、判断基準をはっきりさせる習慣を身につけなければいけません。
相手の人格、立場、都合を無視して自分勝手に振る舞うこととは違います。相手に一方的に妥協を求めると、相手はおもしろくありません。相手の意見をくみ取る姿勢が必要です。
高虎は何度も主君を変えていますが、実際には、仕えた主君を裏切ったことはありません。自分を評価してくれた主君には滅私奉公の如く働いています。高虎が生き残りをかけた動きをしていることは確かですが、確固たる信条を持って行動しています。
何も考えずに、周りの言いなりになることは気楽かもしれませんが、自分が信じている信念、主義、こだわり、価値観、思想など、自分なりの信条を妥協してしまうと社会に流され、 損得や評判を気にして生きることになって、生きる意欲やエネルギーが無くなってしまいます。
高虎は最後に仕えた徳川家に対しても、それまでと変わらぬ滅私奉公をしており、家康から絶大な信用を得ました。己の立場を明確にするための判断基準は損得ではなく、自分が大切にしている信条と自分を貫く決心です。
戦国武将の名言集に戻ります。

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