百人のうち九十九人に誉められるは、善き者にあらず。
戦国時代の名将軍。武田信玄の名言です。
同じような内容で孔子の「真の善人とは、十人のうち五人がけなし、五人がほめる人物」という名言もあります。百人いれば性格や考え方、好き嫌いの好みがある中で、そのほとんどの人が褒めるということは、誰にでも気を遣い遠慮して他人に同調しながら生きている人ではないでしょうか。組織全体の調和をとりながら、物事を進めることが得意だと思います。人との和を大切にすることができるので、みんなが仲良くしてくれます。
しかし、他人に同調ばかりしていると最後には自分の生き方を苦しくしてしまうのではないでしょうか。
反対に好き嫌いが分かれる自己主張の強い方は、本気で目的を達成するために、時には嫌われてしまうことも覚悟で発言して行動します。親身になって応援してくれる人がいますが、もちろん敵対する人も同じくらいいます。わがままと言われることもあるかもしれませんが、積極的でしっかり自己主張ができる人は、自分に対して強い自信があるように見受けられビジネスで成功しやすいと言われています。
どちらのタイプの人にも長所がありますので、うまく使い分けて仕事の成果を上げていければ良いのですが、仕事で責任が増えていくほど、他人から批判される覚悟がいるようです。
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