わが本多の家人は、志からではなく、見た目の形から、武士の正道に入るべし。
普段の生活の中で、身だしなみがいつもだらしなく、相手に不快感を与えている場合は、仕事のやる気があったとしても、外見が相手に与える影響は、話す言葉や取る行動以上に大きいことがあります。
戦国武将は出陣の際には、お家の格式と自分のこだわりなど、鎧や兜に表現し、美しく仕立て、自分を表現しています。忠勝は見た目に変化を起こすことによって、心持ちも変わってくる。そのため身なりで本多の家人だとわかるようにする事を家臣に求めていました。
他人が自分を見てどう思うか、判断する基準は、見た目、身だしなみで八割は印象が決まってしまいます。人を外見だけで判断してはいけないといわれますが、初対面ではやはり見た目から勝手に印象を抱いてしまうものです。相手に伝える「内容」も重要ですが、意外にも「印象」がその結果を左右する場合があります。そのために社風にそった身だしなみで、働いている会社や、職種、得意先にとって好感の持たれる身だしなみを考える必要があります。身だしなみが相手に好印象を与え、得意先や周囲の人から興味をもたれ、結果的に良好な人間関係が築けるからです。
服装や表情、動作、話し方など、人に見られる事を意識することが、言葉よりも雄弁に、自分の「中身」を語ります。そのため身だしなみがとても大切なのです。ボールペン、財布、名刺入れなど小物にも、お金はかかりますが、質の良い物を使うことで、人様の前で自信を持って行動できます。質の良い物を身につけていれば、心持ちも変わってきます。相手に与える印象など視覚的に訴える方法も取り入れてみてはいかがでしょうか。
戦国武将の名言集に戻ります。
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