長く思案し、遅く決断すること。 思案を重ねた決断であるなら、後戻りする必要はない。
隆景が豊臣秀吉、五大老として活躍している頃、秀吉の重臣に黒田官兵衛がいました。
官兵衛に
「私は決断が早いと言われているが、後悔することが多い。 見てみると、あなたはそのような事は少ない。それはなぜでしょうか」
と聞かれると隆景は
「あなたは才智鋭く、一を聞いて十を知る。だが、私は一を聞いても その一に引っかかるため、決断には時間がかかります。だが、それだけ思案に時間をかけた決断なので、後悔することはありません」
と答えそうです。
決断することはビジネスマンにとって、最も重要であり、かつリスクが高い業務です。どんな事業でも、リスクの全てが事前に把握できるわけではありません。それでも早い決断を下し、動きながら方向を修正していくことを、今の時代は求められています。?大事なことは、なにを基準にして、決断や判断を下すかです。自分の中の「これは正しいことをしているんだ」っていう感覚大切にしなければいけないと思います何かを選択するということは、何かを切り捨てることになります。
自分にとって何が一番重要かを考えて、その一つに満足することを考えると決断がすごく楽になります。自分が何かを決めて実行する前に、その決断に何か間違いがないか、不具合がないか、自分で自分のあら探しをすることです。目指すべき方向性を決めることで、「こんなはずじゃなかった。」と後悔することは少なくなります。決断までの思案は長く、決断後の行動は速くが理想的です。
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