いざとなれば損得を度外視できるその性根、世のなかに、それを持つ人間ほど怖い相手はない
信繁は恩義のある豊臣家を守るべく大坂の陣の劣勢下でも孤軍奮闘したことは有名です。信繁は寡兵でもって徳川家康の本陣に迫り窮地に立たせます。真田の武名を残したいという信繁の思いが人生の最後に見事な花を咲かせました。
損得勘定についての考え方は人それぞれ違います。どんな選択肢を考えますか。
物事を損得で考えてはいけない
損得勘定で得られるものは自分のためだけのものです。損したくない、失敗したくないという気持ちは行動の範囲を狭めて、自分自身のあらゆる可能性を潰していきます。損したくないという不安、不信から行動を起こすことすらできなくなります。
目先の損得を考えない選択は、結果的に楽しくて順調に行くことがあります。知識だけで判断や効率を考えて選択するのではなく自然に感じたまま、やりたいこと楽しいかどうかで判断する習慣を意識することで知らず知らずのうちに、本当の自分を生きるようになっています。自分自身の思いに忠実になることで失敗を恐れない思考になっていきます。
損得勘定では得られないものこそ人とのつながりです。自分が損をしてでも、誰かが幸せになって、それを見て自分も幸せになる。そんな素敵な関係もあります。
人のつながりで損得を意識していると心が疲れ、見返りを期待している行為が、いやらしさを感じさせます。
長く付き合える人は自分への見返りやメリットなど考えていません。損得を考えないことが結果的にお互いにとって良い人間関係になります。損得に左右されて一喜一憂し、心をかき乱すべきではないのです。
物事は損得で考え、判断することが正しい
人間関係の本質は「損得」の関係で成り立っています。損得勘定に欠落している人は、損ばかりで得することがありません。損得を勘定する人は「自分や相手にとって何が得か」ということを常に考えて行動しています。損得を計算しないと、合理的に行動の取捨選択ができません。
人間関係で損得を考えるときに「これは良い情報か、悪い情報か」「役に立つか、役に立たないか」と計算できる人は、甘言に騙されて悔しい思いをすることもありません。
情報を得るときには、日々の生活の損得を理性的に勘定すること。あらゆる損得を考慮して広い視野に立って考えることが必要です。
損得、そんな価値観あっても無くてもいい
何が得で何が損なのかは、その人が自分の意思で決めるものです。得るものがあってもなくても、そういう時期があります。今やれることがあったら、今の自分にできることに全力を尽くす。人生のトータルはトントンです。得することもあれば、損することもあります。
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