徳川家康の名言です。其の一

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戦国武将の名言

家康の名言の一つに「滅びる原因は、自らの内にある」というのがあります。天正元年(一五七三年)最大の難敵、武田信玄が上洛を目前にして信州駒場で病死しました。天下とりを狙う武将の誰もが喜んでいたころ、家康は、難敵の死を少しも喜ぶことなく部下に言った言葉が
「信玄という大宿敵のお陰で、我々は緊張し、軍備を整え、良い政治を行なわんと勤めた。今後の気のゆるみこそ、最も気を付けなくてはいけない。よいか、平氏を滅ぼすものは平氏なり。鎌倉を滅ぼすのは鎌倉なり。恐ろしいのは敵に滅ぼされるのではなく滅びる原因は内にあるということだ。油断、贅沢、不和、裏切り、全て味方の中から起こる。これからはこれらに注意していかなくてはならない。強敵の死を少しも喜ぶことではない。」
一年前に家康は信玄に三方ヶ原で大敗北を喫していましたから、喜びはあったと思います。しかし、油断することが一番危険だと考え、部下に忠告しました。
不調な時はどう改善していけばいいかを考えたりと、その繰り返しにより大きく成長する要素がありますが、ある程度成功が続いて、会社が伸びているときには、あまり謙虚になれないものです。好調な業績の時ほど油断する部分が出てくるものです。小さなミスや問題点に鈍感になって、大きなミスが起こりやすくなります。なすべきことを油断することなく実行していくこと。油断大敵という言葉があるように仕事では常に敏感になっていなければなりません。
戦国武将の名言集に戻ります。

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