怒りは敵と思え
怒りの感情を抑えることができなければ、怒りに支配されて自分自身が暴走してしまいます。怒りの感情を爆発させても、事態が改善することはありません。人間関係にまでヒビが入って後悔や空しさだけが残ります。
今まで怒ることで目的達成ができてしまっていた人は、怒ればなんとかなると思っていないでしょうか?
怒ることで自分の気持ちが伝わるかといえば伝わりません。相手は納得していませんので、反発されるか、頭に何も入らないかのどちらかになってしまいます。
そうなると当然、負のスパイラルに突入しますので、怒りの感情を使わない選択をおすすめします。
怒りの感情に気づいたら、自分の感情を認め、物事の見方や考え方を少しだけ変えてみませんか?
アドラーの心理学で怒りは、怒るには目的がある。怒りという感情は目的達成のために作り出されるという考えを説いています。
自分がなぜ怒りを感じたか考えることが重要なポイントです。
他人が自分の思い通りに動いてもらいたい
心配のあまり怒っている
自分のストレスを解放したい
自分の主張を通したい
落胆を怒りのかたちで表明している
自分に不利な状況を変えたい
不安をかくしている
悲しい気持ちをわかってほしいなど、怒り以外にある本当の気持ちに気づくことが大切です。怒るという行為を選択した原因を見つけることで、冷静に対処する方法がとれるようになります。
怒りをコントロールする名言です。
もしもあなたが「他者の期待を満たすために生きているのではない」のだとしたら、他者もまた「あなたの期待を満たすために生きているのではない」のです。相手が自分の思う通りに動いてくれなくても、怒ってはいけません。 (嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え)
ただし、怒らないことがただひとつの正解ではありません。
「怒るべきこと」と「怒らないほうがよいこと」の線引きが必要です。
自分の身に降りかかる災難や被害から身を守るための怒りは必要です。自分の主義主張があるときは、怒りを真剣に伝えなければなりません。
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