小早川隆景の名言です。其の一

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戦国武将の名言
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すぐわかりましたという人間に、 わかったためしはない。

安芸の小規模な国人領主から中国地方ほぼ全域を支配し。『三本の矢』の逸話で有名な毛利元就の第三子、小早川隆景の名言です。
隆景は義理に厚く、思慮深い性格として知られています。「毛利両川」の一人、「攻めの元春」に対して「守りの隆景」として毛利氏の発展に尽くし毛利水軍の指揮官としても活躍しています。
今回の名言の内容はの意見を聞いてすぐに『ごもっともです』『その通りです』という人間が本当にわかったためしがない。本当に人の意見を聞く者は、自分で納得いかないことは、何度でもダメ押しをする。わからないことがあっても『こんなことを聞いては相手が気を悪くするのではないか』と考えるのは、本気でその意見を聞いていない証拠だ。俺の言ったことをすぐわかりましたなどと請合う部下は信用しない。
という部下に対する教えでした。
上司の意見を真剣に聞いていない部下は言われたことの意味がわからずに、仕事で失敗してしまいます。
わからないことがあっても『こんなことを聞いては相手が気を悪くするのではないか』と思うことは仕事してい上で、一度や二度はあると思いますが、隆景は厳しく諌めています。

自分の心に合うことは、皆、体の毒になると思え。自分の心に逆らうことは、皆、薬になると思え。

こちらも隆景の名言ですが、納得させられます。部下の心がまえとして、上司の意見に対しては、自分で考えて納得し、行動してほしいと小早川隆景は考えていたと思います。しかし、真剣に意見を聞いている部下でも失敗はあります。間違いをしていることに気づいていない場合です。
難しい仕事がたちはだかったとき、それに取り組んでいる途中は、それが成果につながるかわからないものです。間違いも気づきません。この場合は、部下と話し合う場を設ける時間が必要ではないでしょうか。
部下を評価するのではなく、失敗したことに焦点をあて、部下が受け止めやすいように伝える必要があります。部下がそれを受け止めはじめて、間違いをしていることに気づくことができるようになります。
上司は部下との話し合いの中で、質問と回答の間に漂う沈黙の時間に注意を払う必要があります。部下が考えている時間なので、せっかちに答えを求めず待つ時間が大切です。

若い時は自分にとって、嫌いなこと、難しいことに取り組むべきである。人生は長いのだから、山川を越えて自分を強くすること。 好きな事ばかり取り入れずに、むしろ、苦手なことに立ち向かっていくこと。

隆景は人の育成に関した名言を多く残しています。
戦国武将の名言集に戻ります。

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