「自分は常識人だ」そう思っている人ほど、実は危険かもしれません。
マナーの恐ろしい点は、たった一つの些細な行動で「育ちが悪そう」「仕事ができなさそう」と判断されてしまうことです。しかも、大人になればなるほど、周囲は見て見ぬふりをするだけで、誰も注意してくれません。
この記事では、ビジネスから冠婚葬祭、日常の些細な行動まで、なんと50個の「マナーの地雷」をリストアップしました。これを全てクリアできれば、あなたは真の「マナーマスター」です。
覚悟はいいですか?容赦なしの全50問、チェックスタートです。
【地獄の50本ノック】マナー地雷セルフチェック
以下の項目のうち、「やってしまっている」「過去にやったことがある」「何が悪いの?」と思うものを正直に数えてください。
ビジネス:言葉遣い・対話編
- 目上の人に対して「ご苦労様です」と言っている
- 「了解です」を上司や取引先に使っている
- 謝罪する際「すいません」と言っている(正しくは「申し訳ございません」)
- 社外の人に対し、自社の上司を「〇〇部長」と役職付きで呼んでいる
- 「とんでもございません」と言っている(本来は「とんでもないことでございます」が正式だが、現在は許容されつつあるものの厳格な場ではNG)
- 話を聞く際、腕組みをしている
- 相手が話している最中に、頻繁に時計やスマホで時間を確認する
- 相槌を打つ際、「なるほどですね」を連発している
- 自分のことを「僕」「自分」と言っている(ビジネスでは「私(わたくし)」)
- 何かを依頼する際、クッション言葉(お忙しいところ恐縮ですが、等)を使わない
ビジネス:訪問・来客・振る舞い編
- ノックを「コンコン」と2回だけしている(2回はトイレの空室確認、入室は3回以上が基本)
- 会議室で、勧められる前に「上座(奥の席)」に座って待っている
- 名刺交換をテーブル越しに行っている
- 受け取った名刺を、打ち合わせ中に手でいじったり、すぐにしまったりする
- エレベーターで、操作盤の前に立つのを避け、奥に乗ろうとする
- 訪問先の建物に入ってから、受付前でコートを脱いでいる(建物に入る前に脱ぐのが正解)
- 他社のエレベーターに乗った際、閉まるボタンを押して急かす
- 見送られる際、エレベーターのドアが閉まる前に頭を上げたり、スマホを見たりする
- 借りたペンを返す際、ペン先をむき出しのまま(またはキャップを閉めずに)返す
- 上司や先輩より先に、タクシーの奥の席に乗り込む
食事:和食・箸使い編
- 「逆さ箸」で料理を取り分ける
- 「手皿」をして(空いた手を皿の下に添えて)食べる
- 「迷い箸」(どれを食べようか箸を迷わせる)をする
- 「刺し箸」(料理に箸を突き刺して食べる)をする
- 「ねぶり箸」(箸先を舐める)をする
- 「渡し箸」(食事の途中で、箸を茶碗やお椀の上に渡して置く)
- お椀の蓋を開けた後、裏返して置く(傷つく原因になるためNGの場合が多い)
- わさびを醤油に溶かしてから刺身をつける(刺身に乗せるのが本来のマナー)
- 割り箸を割る際、左右に扇のように広げて割る(膝の上で上下に割るのがスマート)
- 食べ終わった後、お椀の蓋をきつく閉める(次に開けにくくなるため少しずらすか優しく置く)
食事:洋食・パーティ編
- 乾杯の際、ワイングラス同士をカチンとぶつける(高級グラスは割れやすいためNG)
- スープを飲む際、音を立ててすする
- ナプキンを首から下げる(膝の上に二つ折りにして置く)
- 中座する際、ナプキンをきれいに畳んでテーブルに置く(「美味しくなかった」のサインになるため、軽く崩して椅子の上に置く)
- パンを一口大にちぎらず、そのままかぶりつく
- フォークの背にご飯を乗せて食べる(イギリス式の一部だが、腹に乗せるのが一般的)
- 立食パーティーで、一皿に山盛りの料理を取る
- 口に食べ物が入った状態で喋る
- 大皿料理の最後の一個を、遠慮のかたまりとして誰も取らないまま放置する
- 店員を呼ぶ際、大声で「すいませーん!」と叫ぶ(目配せで呼ぶのがスマート)
デジタル・日常・その他編
- 「To」で届いたメールに、CCの人を外して返信してしまう
- 重要書類や請求書を、パスワードもかけずにメール添付で送る(セキュリティ意識の欠如)
- SNSで友人の写真を無許可でアップ・タグ付けする
- 電車やバスの中で、リュックを背負ったままにする
- エスカレーターで片側を空けるのが絶対的な正義だと思い、歩かない人を睨む
- 香水をたっぷりつけてレストランやオフィスに行く
- マスクをしたまま挨拶し、「失礼します」の一言も添えない(状況によるが、一言あると丁寧)
- 結婚式の招待状の返信を、黒以外のペンで書く、または期限ギリギリに出す
- 法事や葬儀に、派手なネイルやアクセサリーをしたまま参列する
- お礼やお詫びを、LINEスタンプだけで済ませる
診断結果:あなたのマナー偏差値は?
チェックがついた数で、あなたの社会的信用度がわかります。
0~5個:マナーの達人(偏差値70以上)
驚異的なスコアです。あなたは日本の伝統的なマナーから現代のビジネスマナーまで深く理解しています。どこに出しても恥ずかしくない、一流の振る舞いができる人です。周囲の手本として、ぜひその姿勢を貫いてください。
6~15個:一般的な社会人(偏差値50)
標準的なラインですが、油断は禁物です。特定のジャンル(例えば和食のマナーや敬語)に弱点はありませんか?「知らなかった」では済まされない場面で恥をかかないよう、チェックがついた項目は見直しておきましょう。
16~30個:うっかり地雷原(偏差値40)
黄色信号です。悪気はないものの、相手を不快にさせたり「ガサツな人」と思われたりしている可能性があります。特にビジネスシーンでのNG項目が多い場合は、評価に直結するため早急な改善が必要です。
31個以上:マナーの破壊神(偏差値30以下)
非常に危険な状態です。あなたの周りの人は、あなたの行動にヒヤヒヤしているか、すでに諦めているかもしれません。しかし、これだけの項目を知ることができたのは大きな前進です。一つずつ意識を変えれば、劇的に印象は良くなります。
特に注意したい「意外な落とし穴」解説
50個の中から、特に勘違いしている人が多い項目をピックアップして解説します。
「ご苦労様」は目上が目下に使う言葉
上司や先輩に「ご苦労様です」と言うのは失礼にあたります。目上の人には「お疲れ様です」を使いましょう。逆に、目下の人に「お疲れ様」と言うのは問題ありません。
ノック2回は「トイレ」の合図
国際標準やホテルマナーでは、ドアのノック回数に意味があります。2回はトイレの空室確認。ビジネスや個人の部屋に入る際は3回、公式な場では4回が正式とされています。日本のビジネスシーンでも「3回以上」が定着しつつあります。
「とんでもございません」の真実
文法的には「とんでもない」で一つの形容詞なので、「とんでもないことでございます」が正しい敬語です。しかし、2007年の文化審議会の指針で「とんでもございません」も許容されるようになりました。とはいえ、保守的な層や厳格な場では避けたほうが無難です。「恐縮です」「光栄です」などに言い換えるのがスマートです。
わさびは醤油に溶かない
刺身を食べる際、わさびを醤油皿で溶かすと、わさびの風味が飛び、醤油の見た目も汚れてしまいます。わさびは刺身の上にちょこんと乗せ、刺身の下側(わさびがついていない方)に醤油をつけて食べるのが、最も美味しく美しい食べ方です。
まとめ:マナーは「相手への思いやり」の形
50個もの項目を見てきましたが、これらを丸暗記する必要はありません。マナーの根底にあるのは「相手を不快にさせない」「相手を尊重する」という心です。
「この行動は相手にどう映るかな?」と一瞬立ち止まって考える。その余裕こそが、大人の余裕と信頼感につながります。
このチェックリストが面白かったら、ぜひ職場の同僚や友人にシェアしてみてください。「自分は何個だった?」「これは知らなかった!」と盛り上がることで、自然とお互いのマナー意識が高まるはずです。
この記事を読んでいただきありがとうございました。