分に過ぎたる価をもって馬を買うべからず
黒田官兵衛と合せて「両兵衛」とも呼ばれ、秀吉の片腕として活躍した竹中半兵衛の名言です。きちんと必要な部分にはお金は使うべきですが、無理して高価なものを購入するのは控えましょうと説いています。
ビジネスを成功させたいと思っている人は無駄にお金を使うことをためらいます。自分の価値観でしっかり物事を考え、必要かどうかを基準に選んでいるからです。
たとえば、知識、経験、健康のような、それなりにお金をかけても十分にメリットがあることには、お金を使いますが、無駄遣いは極力控えています。
無駄遣いを意識しすぎてコストダウンにとらわれると、周りの人から貧相でケチなイメージを持たれて、うまくいくはずだったビジネスも成功させることができない場合があります。必要経費、必要投資を迷わず使うことは大切です。
自分への投資を考えるとお金の使い道はいろいろあります。
服装、食事
身だしなみや健康管理には、きちんとお金を使うべきです。
勉強
自分のお金でたくさん勉強をして、自分を磨くことが大切です。仕事に役立つ様々な情報や知識、スキルを身につけていると、今まで吸収してきたものが仕事の能力として、成果や実績につながっていきます。仕事の成果は吸収した経験や学習をもとにしてできた、成果や実績なので、自分で吸収したこと以上の成果はでません。良い仕事をするには勉強で学んだ質と量が多いほど成果が良くなります。
人間関係への投資
良好な人間関係作りには、投資が必要です。人間関係をつくりたくて、お金をばらまくだけでは、良い関係がつくれません。礼儀やマナーは必要です。仕事での人間関係が悪ければ、どんな仕事でもつらくなります。人間関係がよくなれば、新しい仕事や役立つ情報を快く教えてくれるようになります。人間関係に使うお金は、自分に跳ね返ってきます。
困ったときに、助けてくれるかもしれません。そうなれば仕事がますます仕事が楽しくなります。ビジネスマンにとっても、生きたお金の使い方です
贈答品
いつもお世話になり、これからもお付き合い願いたい相手、特別にお世話になった方に、ギフトを贈るという行為は、感謝の気持ちを伝えるのに最適です。重要な取引先やお客様への手土産、季節のごあいさつが、貴重なコミュニケーションのきっかけになることもあります。
チャンスが訪れたときの為に使うお金が必要で貯金することは良いのですが、将来が不安だという理由で貯金をしていても不安は取れません。技術、知識、知恵がなにも身につかないからです。自分が成長するための投資をすることで、仕事によい結果をもたらします。
自分が成長することで、将来の不安がなくなっていくのではないでしょうか。
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