上杉謙信の名言です。其の四

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戦国武将の名言
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武士の子は、十四、五歳の頃までは、わがままであっても勇気を育て、臆する気持ちを持たせぬようにせよ。勇気のある父を持つ子は臆する心を持たぬ。父は常々、この道を説き諭すことが大事である。

子は親の鏡である」と言う言葉もあるように、子供は親の背中を見て育ちます。子供は感受性が豊かなので父親の考え方や行いを真似します。子供に対して、注意をするとき「自分の事を棚に上げて」では何も心に響かず親の言うことを聞きません。そのため常に「子供には父親の堂々とした姿を見せなさい」と謙信が説いています。
仕事でも部下を育てることは難しいものです。子育てにも似ています。教育方法のアドバイスはたくさんありますが、一人ひとり性格や能力も違うので、こうすれば、こうなるという結果が見えないからです。上司は、できるだけ愛情をもって育てようと考えますが、それは必ずしも教えられている立場の人が望むものかどうかはわかりません。
「子は親の背中を見て育つ」のように、良くも悪くも上司の行動をそのまま真似されてしまいます。常に真剣に仕事に打ち込む上司の姿を見て育った部下は、上司のことを否定的には見ません。前向きに仕事に取り組む姿を見せることは、マニュアルでは学べない貴重な体験となります。将来の成長におおきく作用することは確かです。まず自分でやってみせて、やらせてみる人材教育ではとても大事なことだと思います。

上杉謙信の名言です。其の五
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