北条早雲の名言です。

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戦国武将の名言
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少しでも暇があらば、物の本を見、文字のある物を懐に入れて、常に人目を忍んで見るようにせよ。

後北条氏の祖で、戦国大名の先駆けとも言われる北条早雲(伊勢 盛時)の名言です。早雲は大器晩成タイプの武将で人生五十年が当たり前だった時代に、五十七歳で一城の主となりました。六十四歳のときに小田原城を手に入れ、相模一国を掌握したのは八十五歳になってからでした。
内政に優れ減税政策などを行い、小田原北条家の基礎を作りました。八十七歳にして、ようやく、嫡男・氏綱に家督を譲ります。最終的に北条氏は、秀吉台頭まで関東一円を百年にわたって治めています。
早雲は晩年、家臣の心がけを『早雲寺殿廿一箇条』として記しました。その中で早雲は少しでも暇があらば、物の本を見、文字のある物を懐に入れて、常に人目を忍んで見るようにせよ。と、読書の必要性を説きました。また同時に手紙を書くことも促しています。
これは、優れた書物を読むことで己の教養を高めると共に文字を忘れないようにするためでした。
使い慣れた文字でも使わないでいると忘れてしまいますが、頭も鍛えることを怠らなかった早雲は、八十八歳まで現役を続けたといいます。
(早雲の年齢関して享年六十四歳説もありますが、どちらにしても当時としては長く現役を続けている武将です)
目標を立てて努力を怠らなければ実現できる。老いの壁を越えるお手本だと思います。
八十歳でエベレストの頂に立った三浦雄一郎さんの「八十歳は四度目の二十歳。限界まで頑張ってみたい」と登頂前に語った言葉。自らを奮い立たせ、自らの限界に挑戦できる、若々しい心に頭が下がります。
戦国武将の名言集に戻ります。 

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