武田信玄の隠し湯です。

戦国時代、温泉は傷病兵の療養に使われることも多かったのですが、甲斐の名将・武田信玄ほど温泉を利用し、また愛した武将はいないかもしれません。“信玄の隠し湯”といわれる温泉は、三十を超えるほどです。
温泉は戦地での傷を癒し、兵士たちのつかの間の休息として大いに貢献したはずです。また、武田軍の財政基盤でもあった金山の発掘においても、作業人達の療養のため温泉が使われることもあったといいます。
武田信玄の隠し湯は、山梨、長野を中心に三十以上もあるようです。山梨県内、長野県内、神奈川・静岡・岐阜など、この他にも信玄隠し湯伝説や信玄ゆかりの温泉・鉱泉があります。その中でも、山梨県甲府の積翠寺温泉 要害は、要害山のふもとに広がる温泉郷です。要害山の山頂には、東郷平八郎の書による「武田信玄公誕生の地」の石碑が建っています。
川中島の合戦における兵士の傷を癒したとの伝えも残っています。居城の躑躅ヶ崎館から近い温泉ですので、転戦を繰り返してこの湯に浸かったと思われます。躑躅ヶ崎館の跡地には、武田信玄を御祭神として祀った武田神社があり、その宝物殿には武田家に伝わる甲冑や古文書などが展示されています。

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